奇美集落
奇美は秀姑巒溪の中流地帯、花蓮県瑞穂鄉海岸山脈の中央にあります。四方を山に囲まれ風光明媚で、曲がりくねった溪谷と段々と層を成す河岸地形を有し、特有の自然景観を形成しています。
「奇美」はアミ語の「 Kiwit」の音訳で、「硬くてしなやかで、梱包に用いられるつる植物-カニクサ」のことです。そこから、部族の命脈がつる植物のように硬くしなやかであることを引いているのです。奇美集落では今でも厳然たる年齢組織が維持されており、捕魚祭、豊年祭も古式に則り執り行われています。音楽とダンスはアミ族文化において非常に重要な地位を占めています。特に竹で作られる打楽器Kokagと豊年祭で青年男子が踊るCiopihayは特別な存在です。