緑島の主なスノーケリングスポットには柴口と石朗の二ヶ所がありますが、柴口は初心者のスノーケリング体験に適しています。每年6月から8月にかけて西南の強風が緑島に吹き付ける時も風を避けられる柴口は絶好のスノーケリングスポットです。柴口は壮麗なイシサンゴの景観で知られています。水深の違いで層をなし、目を見張るような美しい海底の景観を楽しむことができます。
柴口スノーケリングスポットは近海とリーフとの間の潮間帯で、海域は変化に富み、海底にはサンゴ礁が林立。岸からリーフまでの間はサンゴ礁でできた平たい地形で、塊状、被覆状の群体形となったイシサンゴが主に覆っています。スノーケリングの後はダイビング遊歩道から海藻、ウニ、ヒトデなどの潮間帯生物を近距離で観察できます。
当初、緑島に入植した漢人と、島に暮らしていた先住民との間に争いが起き、両方の集落は木材で壁を築き対立しました。そのため当時は「柵口」と呼ばれていましたが、地方が発展するに従い、「柴口」と改名されました。公館から柴口、中寮までの北海岸は緑島の海岸で平野の面積が最も広い地区です。海岸地形は主にサンゴ裾礁からなりますが、柴口と中寮には砂丘が形成されており、緑島で二ヶ所だけの砂のビーチがあるところです。