東 部海岸の主なシュノーケリングスポットは緑島以外に、最近は石梯坪の人気も高まっています。緑島は熱帯気候に属し、暖流の黒潮が通る場所で、また付近に海中湧水もあるため、生息する海洋生物の数と種類が非常に豊富です。現地のシュノーケリング業者はそれぞれ波の状況に合わせて、目的に合った場所にご案内します。シュノーケリングエリア付近から大珊瑚礁石の間の潮間帯は変化に富み、海底には大きな礁石が林立しています。また、台地になっている部分は、珊瑚礁石の上をたくさんの種類のイシサンゴが覆うように生息しています。珊瑚礁の間を泳ぐ魚は色鮮やかで種類も多く、その美しさに目を見張ることでしょう。シュノーケリングを終えてからも、たくさんの海藻類やウニ、ヒトデといった潮間帯生物を見ることができます。
緑島
主要なシュノーケリングエリアとしては柴口と石朗の2か所があり、初心者向けです。ここにはダイビングやシュノーケリングをする人が水に入りやすいように、潜水歩道も設置されています。この歩道はまた、珊瑚が堆積してできたイシサンゴが人間によって破壊されないように守る役割を果たしています。
花蓮石梯坪
花蓮豊浜郷の南側、台11号線に沿って一路、山から海まで美しい景観が続きます。石梯坪には東海岸で最も美しい珊瑚礁の地形である海食溝が形成され、海水の透明度も高く、たくさんの海中生物や豊富な海岸の動植物を見ることができ、ダイビングに適しています。
インフォメーション
* 毎年6月~8月には強い南西の風が緑島に向かって吹くため、この風を避けられる柴口エリアの海域はシュノーケリングに最適です。
* 柴口に整備された潜水歩道は、ダイビングやシュノーケリング用としてだけでなく、そこ以外の場所の生態を人間の脅威から保護しています。
* シュノーケリングを終えても、潮間帯生物の観察はお忘れなく。ヒトデやウニ、海藻類の姿を見ることができます。
* 緑島の海域は潜水ポイントがとても多く、島を囲むいたる場所で一年を通じて潜ることができます。
注意事項
- 心臓病、高血圧、てんかん、ぜんそく等の持病がある方や妊娠中の方はダイビングには向いていません。必ず事前にご自身の健康状態や体力面で問題ないか確認の上、判断してください。
- アルコール飲料を飲んだ後は、ダイビングしないでください。
- 身体も心も良好な状態でなければなりません。睡眠不足や睡眠薬を飲んだときにはシュノーケリング等はしないでください。
- 食後は1時間以上おいてからシュノーケリングをお楽しみください。
- 信頼性が高く、装備が整い、専門の指導者がいて、かつお客様のために事故賠償責任保険に加入している業者(死亡・けがに対しNT$300万以上/人)をお選びください。
- シュノーケリングの指導員の説明や指導をよく聞き、決して自分勝手な行動はとらないでください。
- 魚、貝、エビ、カニ、軟体生物等を捕まえてはならず、また珊瑚礁を破壊したり、踏みつけないでください。
- 正体不明の海洋生物にみだりに触れないでください。
- けがをしたり、疲れたり、調子が悪くなったら、すぐに指導員に申し出て、できるだけ早く岸に上がり、治療を受けるか、休んでください。
- 海に入る前の点検をしっかり行い、その使い方をよく覚えてください。ゴーグル、呼吸用チューブ、救命胴衣をきちんと装着してから海にお入りください。岸に上がる際には、浅い岩礁エリア(波の荒れる場所)から離れてから、ゴーグルや呼吸用チューブ、救命胴衣を外してください。
- 実際に活動を開始する前に監督者が話す現地の安全水域および注意事項、緊急時の対応方法をよく聞いて理解してください。
- 遊泳水域エリアの管理機関が禁止・制限している範囲、時間および行為規則に違反してはなりません。
- 決して単独でシュノーケリングしないでください。
- 業者が行うシュノーケリングコースに参加する際、引率者は有効なシュノーケリング監督指導者のライセンスを所持していなければなりません。1人の監督指導者につき10名まで指導することができます。
お勧めルート
二日コース
1日目
緑島刑務所 → 柴口ダイビングエリア → 緑島の文化パーク
2日目
馬蹄橋 → 大白沙 → 朝日温泉